2022年3月24日VKU大学のホール にて、弊社NiX EducationとVKU大学(VKU)ーダナン大学で、日本語が出来るIT学科を開設するための戦略的協力協定の調印式が行われました。これは重要なイベントであり、双方にとって大きな意味があります。
日本ではIT人材不足が大きな課題となっており、『IMD世界デジタル競争力ランキング』で64か国中28位とデジタル後進国と言われています。しかし、一朝一夕に既存の人材のIT教育を図ることは難しく、優秀な海外のエンジニア人材に注目が集まっています。中でもベトナムは、政府が2020年に「2025年までの国家デジタルトランスフォーメーション(DX)プログラム及び2023年までの方針」を発表して以来、国全体でIT、DXを推進しており、日本とベトナムの両国政府が「日越デジタル・トランスフォーメーション・イニシアティブ」を掲げるなど、IT、DX分野で注目を集めている国です。
ベトナム人人材を活用した開発を行う当社では、日本のDX化課題に対し、よりスピーディーかつ高品質に対応すべく、ベトナム人エンジニアの採用を強化しています。本活動の一環として、未来のIT人材の育成を行うべく、地元の教育機関と連携を強化しております。
今回の協定では、デジタル人材の育成に協力し、スキーム、プロジェクト、科学研究トピック、情報技術、通信、デジタル経済などの分野で応用研究の実施が決定しました。
VKU学生に向けてIT教育と同時に日本語のプロジェクトを実施します。具体的には基礎日本語・IT専門日本語研修、日本文化の教育など。IT を応用した最新技術教育を通じて、日本の企業で働くための思考力とスキルを養います。スキルや知識の提供により、ベトナムの若者がデジタルノマド時代で成功するような人材育成を目指します。
式典には、双方の代表者が多数出席しました。NiX Education 側からはCEOのNguyen Trong Nghia氏、CSOのTran Nhu Hoai 氏、COOのHan Van Thang氏、CAOの Nguyen Thi Mai Phuong 氏が出席。VKU側からは学長のHuynh Cong Phap副教授、副学長のTran The Son 博士 および関連部門の教員・職員の方々が出席しました。 また、式典にはプログラムの多くのベトナム・日本パートナー企業の代表者、アロブリッジ有限会社社長のNakano Makoto 氏、Est Rouge株式会社常務のNomura Akiyuki氏、IIJ Vietnam 社長のMatsumoto Ryo氏、MyNavi株式会社カントリーマネージャーのTran Manh Hung 氏、株式会社SRA取締役兼開発部長のMurakami Kazuhiko氏が出席されました。
式典でのスピーチで、NiX COO のTran Nhu Hoaiは次のように述べています。 「国内外の多くのパートナー企業のサポートにより、NiX Education は、VKU と協力して学生の日本語やスキルを磨き、外国で活躍できる若くてダイナミックかつ質の高い労働力を生み出すことを望んでいます。将来的には、VKU の学生だけでなく、多くの IT 学生にも広まることを目指します。」 当イベントによって、NiX Education とVKU 双方の発展、多くの雇用機会を生み出すことが期待できます。VKU スタッフと IT 学生によって、質の高い人材を構築し、ベトナムの IT 産業の発展に貢献していくでしょう。
当社の提供するサービスは、日本とベトナムのリソースを融合させ、顧客のビジネスとテクノロジーという両側面からDXを推進する「ハイブリッド型サービス」です。ハイブリッド型サービスにおいては、コミュニケ―ションの仲立ち役である、豊富な経験から、従来のオフショアでありがちなコミュニケーションの齟齬などを防ぎます。実際のサービス設計フェーズにおいては、UCD(実際にサービスを利用するユーザーの使い方を元にデザイン・インターフェイスを作成)によるUI・UXデザインを提供し、実装のフェーズではアジャイルスクラム開発を取り入れ、計画、開発、テスト、リリースを繰り返すことにより、高品質かつスピーディな開発を実現します。このように、サービス設計からエンハンスまでワンストップでサービスを提供することで、クライアントへ貢献いたします。