概要
日本とベトナムの官民連携の枠組みである「新しい日越共同イニシアチブ」第1フェーズのキックオフ会合が3月27日、ハノイ市内の計画投資省で開催された。同イニシアティブのワーキングチーム(WT)2では、「イノベーション」をテーマに、日本貿易振興機構(ジェトロ)、在ベトナム日本国大使館、ベトナム日本商工会議所(JCCI)、ベトナム国家イノベーションセンター(NIC)が協力して、日本企業とベトナムスタートアップの協業などを進めていく。
WT2のプロジェクト第1弾として、ハノイ市内のNIC Building6階で(弊社NALは同ビルの5階に所在しています)2024年4月23日(火)、日本企業とベトナムスタートアップが一堂に会する「Inno Vietnam-JapanMeetup」を開催しました。スタートアップへの投資実績がある日本企業と投資先スタートアップによるパネルディスカッションや、ハノイの有名スタートアップ3社によるピッチを行いました。
※ベトナムの産業競争力を高めることを目的に、2003年の日越両国首脳の合意に基づき始められた官民連携の取り組み。2024年より「新しい日越共同イニシアティブ」として開始。
参加対象
ベトナムスタートアップとの協業に関心がある日本企業、日本企業との協業に関心があるベトナムスタートアップ
プログラム
開会挨拶
プログラムの開会挨拶では、ベトナム国家イノベーションセンター(NIC)の副所長であるド・ティエン・ティン氏が、新時代におけるベトナム-日本共同イニシアチブの第1段階が2024年3月27日に両国政府によって立ち上げられ、両国が共同で合意したイノベーションと改革が協力の主要な焦点であることを説明しました。
NICのリーダーシップによれば、最近では、ベトナムは先進技術産業に対する国際的な投資家の注目を集めています。日本企業も、ベトナムのスタートアップとの戦略的パートナーシップを強化し、イノベーションと競争力の向上を目指しています。
新しい日越共同イニシアティブWT2のご紹介
在ベトナム日本大使館代表(Hirata Hisao名)もプログラムで発言しました。また、最近のJETROによる調査結果によると、日本企業は引き続きベトナムを2番目に魅力的な市場と見なしており(1番目は米国)、イノベーションと改革の本質は結びつきと協力であり、両国企業の成長を促進することにあります。ベトナムのスタートアップには若さや優れた能力、素晴らしいアイデアがあります。両国の企業が協力すれば、成功の機会は非常に大きいと、ベトナム駐日本大使館代表は確信しています。
国家イノベーションセンター(NIC)のご紹介
NICのLe Thi Minh Anh氏
ベトナムスタートアップピッチ
プログラムの枠組みの中で、NICの支援部門代表は、NICと日本の投資家に関する紹介とともに、ベトナムの代表的なスタートアップ企業を紹介しました。(GIMO、Edupia、MED247)
GIMO(フィンテック)Nguyen Anh Quan 氏(Co-Founder & CEO)
Edupia(教育)Tran Duc Hung氏(Founder & CEO)
MED247(ヘルスケア)Thao Nguyen氏 (Chief Growth Officer)
パネルディスカッション「スタートアップとの協業のチャンスと課題」(投資企業と投資先の対話形式)
両国の企業は、スタートアップとの協力における機会と課題について議論し、情報交換を行いました。
※パネリスト
- クレスコ 平澤 淳氏(経営戦略本部本部長補佐兼クレスコベトナム General Director)
- Capichi 森 大樹氏(創業者兼CEO)
- マイナビ ヂョン・マン・ホウン氏(ホーチミン駐在員事務所長)
- TopCV Hieu Tran氏(創業者兼CEO)
※モデレーター
- JETRO 中島丈雄(ハノイ事務所長)
まとめ
本イベントに参加し、日本とベトナムの協力関係がますます発展していることを喜んでいます。この協力関係は、政府機関だけでなく、両国の民間企業も進んでいることにも気づいています。私たちNAL VNはIT分野で10年以上の経験があり、多くの日本企業に貢献させていただいた機会があります。Dx支援などを検討されている際には、ぜひNALへお問合せください!