はじめ
NAL社内での教育訓練を引き継ぎ、最近第4回PSMコースが良い結果を得ました。 参加したメンバーの55人 が PSM I国際認定資格を取得しました。𝐍𝐀𝐋 𝐕𝐢𝐞𝐭𝐧𝐚𝐦の全従業員はPSM認定資格を取得させる目標に近づけました。(現時点の累計は103人でした)
NALで体験されたコースは、スクラムを理解するためディスカッションと、実際の状況でスクラムを適用する方法に焦点を当てています。
PSMIコースのメリットとしてメンバー全員が同じ概念や用語を使用すると、誤解が減り、コミュニケーション速度も速くなり、チームワークがより改善されています。
スクラム原則を正しく適用すると、潜在的なリスクを回避できます。明らかなエラーや締め切りに遅れた場合でも、すぐに反映されるため、チームは迅速に適切な調整を行うことができます。
NALの講師陣の熱心なサポートと、積極的に練習し、お互いに刺激し合って学習に取り組む精神により、NAL受講生は毎回の授業の質を高め、自信を持って試験に臨むための知識をしっかりと身につけ、認定資格を取得しました。
では、PSM I 認定資格とは何なのか、組織内のチームを運営する上でのその重要性を見てみましょう。
PSM Iとは
PSM Iとは、Professional Scrum Master Iの略で、スクラムの共同開発者であるケン・シュエイバーが設立した非営利団体Scrum.orgが認定するプロフェッショナルスクラムマスター資格です。アジャイル手法のフレームワークであるスクラムについての基本的なコンセプトやルールについての理解を証明する資格です。
レベルはI~Ⅲまであります。PSM Iが最も易しく、スクラムガイドの記載内容と、その応用が問われます。
スクラムマスターの資格といえば、CSM(Certified Scrum Master)、LSM(Licensed Scrum Master)を想像する方も多いでしょう。その2つの資格との大きな違いは、以下の3つです。
PSM Iを取得することにメリットはあるのか?
①スクラムの基礎知識があることを証明してくれる
配属面談の時に「スクラムに関する知識はありますか?」と聞かれ、YESと答えたい場面があるではないでしょうか。
しかし、どれだけ自信満々に「ハイ!!!」と答えたとしても、知識があることを裏付けてくれる事実が無ければ、説得力に欠けます。スクラム開発の実践経験がある人は、それが裏付けになり得るでしょう。では、そんな経験が十分にない人は、どうすれば…?そこで役に立つのが資格です。
PSM Iに合格しているという事実が、「スクラムの基礎的な知識を備えている」という主張の裏付けになってくれるのです。
②チームの改善点が見えるようになる
スクラムガイド曰く、「スクラムとは、複雑な問題に対応する適応型のソリューションを通じて、人々、チーム、組織が価値を生み出すための軽量級フレームワーク」です。 つまり、これを学んだということは、「複雑な問題に直面している時には、このような解決法を取ると良い」という型のひとつが、頭の中に入ったということなのです。
その状態でチームを見ていると、不思議なことに、見え方が変わってきます。例えば、「このチームって、十分に振り返りができていないと定期的に振り返りの機会を設けた方が良いのでは?」なんて、突然思えるようになるのです。
PSM Iの取得は、どんな人におすすめか?
①スクラム開発の経験が浅い人
「スクラム開発の経験を積もう!」と思っても、スクラム開発をやっているチームに配属されなかったりと、なかなか思い通りにはいかないものです。
一方、資格試験であれば、お金さえ払えば受けられます。
しかも、PSM Iは、CSMやLSM等、他のスクラムマスター資格に比べて、時間と金額のハードルはかなり低いです。
スクラム開発の経験が浅い人が、自身のスクラム知識を手っ取り早く証明するには、うってつけの資格です。
②チームを改善したい思いはあるが、チームの何が問題で、何をして良いかが分からない人
「このチーム、なんだか改善の余地がありそうな気がする。しかし、何が問題かがイマイチ分からない!」というモヤモヤした思いを抱えている方、PSM Iの試験範囲を勉強してみてはいかがでしょうか。
本稿でもメリットとして挙げた通り、PSM Iの勉強をしていると、スクラムという1つのフレームワークを頭に入れることができます。これにより、「このチーム、フレームワークから外れているぞ」という違和感を抱けるようになります。
③スクラムの基礎を学びたいが、いまいち勉強が捗っていない人
スクラムを勉強したい!でも、何から手を付けて良いか分からない。スクラムガイドを読むと良いらしいが、読んでもいまいち頭に入らない。
そんな方にも、PSM Iはおすすめです。
スクラムガイドを読む→PSM Iの模擬問題を解く→間違えた部分はスクラムガイドを読み直す、というサイクルを繰り返せば、スクラムガイドをぼんやりと眺めているよりも、内容理解のスピードはぐんと上がります。
また、「PSM I合格」というゴールを設定することで、勉強のモチベーションアップにもなるでしょう。
まとめ
私自身、これまでにスクラムマスターをまともに経験したことはありません。しかし、「スクラムマスターになりたい!」という思いを抱きながら、スクラム開発チームのメンバーとして、コツコツと仕事をしてきました。
そしてついに、このPSM I取得が大きなきっかけとなり、「スクラムマスターっぽい仕事あるけど、やる?」と声がかかるまでになりました!!
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