ベトナムのファン・ヴァン・ジャン国防大臣と日本の岸信介防衛大臣は、ベトナムと日本の間の国際的な技術・装備移転に関する協定に署名し、二国間の協力関係を新たな段階に引き上げることを確認しました。岸信介防衛大臣は、今回が初のベトナム訪問であり、初の海外出張でもあります。
両者は、ハイレベル代表団の交流における協力をさらに促進し、防衛政策対話や協議などの二国間協力メカニズムを維持し、人材育成、防衛産業、戦争被害の解決、国連平和維持活動への参加における協力を強化することで合意しました。
また、ASEAN地域フォーラム(ARF)やASEAN国防大臣会合プラス(ADMM+)などの多国間メカニズムにおける協力プログラムの実施や、ASEANと日本のサイバーセキュリティ協力についても緊密に調整することで合意しました。
ベトナムと日本の防衛協力の新たな発展段階において、双方は、地域および世界の平和、安定、発展に積極的に貢献するために、特にハイレベル交流プログラムや多国間協力などの活動を積極的に推進していきます。
2011年10月、ベトナムと日本は、二国間の防衛協力・交流協定に署名しました。2018年4月、ベトナム国防省と日本の防衛省は、次の10年に向けた防衛協力に関する共同ビジョン声明に署名しました。