現在、 オフショア開発 の委託先として、人気を集めているのがベトナムです。 オフショア開発ベトナム が選ぶ3つの理由について本記事にはご紹介し待てい来ます。
ベトナムには、今まで主流だったインドや中国には無い魅力があり、多くの日本企業に興味を持たせています。
ベトナムが持つ魅力は、オフショア開発 について知れば自然と分かるようになります。
オフショア開発の簡単な解説と、そこから分かる オフショア開発における ベトナムの3つのメリットをご紹介します。
オフショア開発とは?
まず、そもそもオフショア開発とは何か?振り返ってみましょう。
オフショア開発とは、開発業務を海外へ委託・発注することを指します。
オフショア開発とは、業務用システム、WEBシステム、アプリケーションなどの開発業務を海外の会社などに委託・発注することです。オフショア(offshore)という言葉の語源は…岸 (shore) から離れた (Off)ということを意図して用いられます。
近年「国内で開発業務を行う」選択肢だけでなく「海外で開発業務を行う」選択肢が増え、オフショア開発市場の拡大傾向がみられます。そんな中、オフショア開発先で特に人気の国と言われているのが“ベトナム”です。
なぜオフショア開発先でベトナムが選ばれるのか?
ではなぜ、オフショア開発先でベトナムが選ばれるのでしょうか?その理由については、ベトナムでオフショア開発を行う様々なメリットが起因しています。
ここからは、オフショア開発先として、中国・インド・ミャンマーなど様々な国がある中でなぜベトナムが選ばれるのか?理由を解説していきます。
オフショア開発でベトナムが選ばれる理由:人材が豊富
まず、オフショア開発でベトナムが選ばれる理由1つめは、人材が豊富なことです。
ベトナムでは国策としてIT人材の輩出を掲げているため、理系大学出身の若いIT人材を多く保有しています。中には「Unityを使ったAndroidやiOS向けのスマートフォンアプリ開発。」「JavaScript、React.js、Backbone.js、AngularJS、jQuery、React Nativeなどを使ったSingle-page application・フロントエンド開発。」「Rubyを使ったバックエンド開発」など、日本での採用が難しいとされる技術を保有するIT人材も多くいます。
これは、日本で採用できない優秀なエンジニアを採用できることにつながります。
また、近年増えている「Substance Painter、Zbrush、Maya」などのソフトウェアを用い3Dグラフィック作成を行う開発に対応できるベトナム人材確保も可能です。
オフショア開発でベトナムが選ばれる理由:日本語を話せる人材がいる
オフショア開発でベトナムが選ばれる理由2つめは、日本語を話せる人材が多くいることです。
例えば、開発の知識と日本語を話せる能力を持つ「ブリッジ」と呼ばれる人材がいます。ブリッジは、ベトナム人エンジニアと日本人の橋渡しを担うオフショア開発に欠かせない存在です。ブリッジの中には、日本留学の経験をもつなど、日本文化に理解を示す人材も多くいます。オフショア開発で「日本語が通じない」点を懸念される方もいますが、ブリッジの存在が不安を解消してくれます。
また、ベトナムの義務教育で英語と並ぶ第一外国語に日本語が選ばれるなど、ベトナムと日本の親和性が高い様子も見受けられます。日本語が通じることは、オフショア開発において開発のしやすさに繋がります。
【参考】本記事を執筆する弊社バイタリフィでは“日本とベトナムの開発者の橋渡し”を行う、通訳兼プロジェクトマネージャー(BPM)がいます。完全日本語対応が行える点に定評があります。弊社主催のオンラインイベント「バーチャル視察会(無料オンライン)」でBPMと話す機会を用意しています。気になる方はぜひご参加いただければと思います。
オフショア開発でベトナムが選ばれる理由:エンジニアが優秀
オフショア開発でベトナムが選ばれる理由3つめは、エンジニアが優秀なことです。
前述で人材が豊富なことに触れましたが、ベトナムには優秀なエンジニアがたくさんいます。この背景には、エンジニアのスキル内容によって明確な給与水準の上昇がみられるベトナムの社会環境があります。例えば、ベトナム(ホーチミン)における一般的なITエンジニアの給与水準は、下は300ドルから上は4,000~5,000ドルと日本よりも幅が広くなっています。
本人の意欲や努力により日本語や複数のプログラミング言語を覚えて生産性を高められれば、短期間で給料を数倍に上げることも可能です。これにより、勉強熱心で個々の能力が高い優秀なエンジニアが豊富にいると言われています。
能力の向上で給与を上げ、生活の質を高められれば、今まで手に入らなかったもの(外食、衣服、旅行、住居、IT機器など)を入手できるようになります。このことが、若いベトナム人エンジニアのモチベーションを向上させ、自己研鑽意欲を高めています。またベトナム人エンジニアは、プログラミング技術だけでなく英語の読み書き能力が高い点も有名です。この理由としては、母国語(ベトナム語)のプログラミングや開発手法に関する解説書籍が充実していないことがあげられます。解析書籍を読むためには英語の習得が必要になるため、英語の読み書き能力が高い人材が多くなっています。
オフショア開発でベトナムが選ばれる理由:日本人にとって利便性の高さ
オフショア開発でベトナムが選ばれる理由4つめは、地理的な位置/環境面においてオフショア開発に適している国と言えるからです。5つの特長を解説していきます。
特長①日本と時差によるタイムロスが最小限
地理的な位置/環境面におけるベトナムの特長1つめは、日本とベトナムの時差が2時間しかないことです。これにより、時差によるタイムロスを最小限におさえることができます。例えば弊社ベトナム拠点(バイタリフィアジア)の営業時間は8:30~17:30であり、これは日本時間の10:30~19:30に該当します。
オフショア開発先が遠いと大きな時差がうまれるため、例えばミーティングを行うだけでも多大な労力消費につながります。一方、ベトナムは時差の影響が少ないため、オフショア開発のしやすさを感じやすいでしょう。
特長②ベトナムの方が日本より営業日数が長い
地理的な位置/環境面におけるベトナムの特長2つめは、ベトナムの祝日が日本よりも少ないことです。これにより、日本とベトナム同じ1人月でも、ベトナムは開発日数を多く確保できます。2017年の祝日を例にあげると、日本の祝日総数が17日である一方、ベトナムは10日と日本ベトナム間で7日の差がありました。稼働日数の多さは、オフショア開発でベトナムが選ばれる理由の1つとなっています。
【参考】ベトナムの祝日を東南アジアの国々と比べてみました。他国と比較しても、ベトナムの祝日の少なさが見て取れます。
- ベトナム:計10日
- インドネシア:計18日
- フィリピン:計18日
- タイ:計13日
- マレーシア:計12日
- ミャンマー:計22日
※2017年の祝日
※ベトナムの祝日カレンダーはこちらから。
特長③日本からベトナムまでのアクセスの良さ
地理的な位置/環境面におけるベトナムの特長3つめは、日本とベトナムのアクセスが良いことです。新型コロナウイルス感染拡大以降、海外渡航数の減少が見られましたが、日本とベトナム間は数多くの直行便フライトで結ばれています。例えば、ホーチミン市の空港から日本への便が1日10便飛んでいた時期もありました。フライト時間に関しても、東京からベトナムは6時間ほどしかかかりません。
特長➄ベトナム出張時の間接コストの安さ
地理的な位置/環境面におけるベトナムの特長5つめは、ベトナム出張時の間接コストの安さがあげられます。ベトナム出張や短期滞在をする場合、生活するための宿泊費用や食事代、交通費が必要になってきます。ベトナムの場合「宿泊代はビジネスホテルで1泊2,000~4,000円」「移動時のタクシー料金は初乗り50円から」「食事は綺麗なレストランで1食500円~」と生活にかかるお金を安くおさられます。長期滞在する場合も銀行口座の開設をビザ無しで行えます。また、他の国にあるような1年間分の家賃を一括で前払いするというような商習慣も無いため、部屋を借りやすいという特徴もあげられます。電気代、ネット回線、スマホ通信費なども他の東南アジアの国よりも安いと言われているので、ベトナム出張時は費用面でコストメリットを感じられることでしょう。
まとめ
オフショア開発先でベトナムが選ばれる理由は、ベトナム人エンジニアの能力値の高さや、日本とベトナムの利便性の高さ、ベトナムの国民性が関係しています。また、人気No.1を誇るベトナムだからこそ実績数もあり安心感を得られることでしょう。アプリ開発ラボマガジンには、弊社のオフショア開発を利用してくださったお客様の声も掲載しています。なぜオフショア開発が選ばれるのか?さらに理解を深めるための参考にしていただければと思います。